NANCiSアニュアルミーティング
国内外の市民社会スペースの現状を知り、今後の課題について考える集い

市民社会スペースNGOアクションネットワーク(NANCiS)は、言論・表現の自由、集会の自由などに対する圧力や弾圧に対抗し、市民社会スペースを守り広げる活動に取り組んでいます。
このたびNANCiSの構成団体、賛同団体、協力団体のみなさんにお集まりいただき、最近の市民社会スペースの状況、国際的な動向などについて情報共有し、今後の課題や取り組みについて意見交換を行なうアニュアルミーティングを開催します。 多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
〇開催日時:2025年7月10日(木)18:30~20:30
〇開催方法:Zoomによるオンライン開催
〇参加申込:次のURLよりお申し込みください
https://forms.gle/RXbJH12NmoDWog2U7
〇参加費:無料またはカンパ
〇主催:市民社会スペースNGOアクションネットワーク(NANCiS)
※主催者へのお問い合わせはこちらのフォームからお願いいたします。
〇プログラム
0.開会あいさつと趣旨説明(5分)
1.2024年度活動報告と決算報告および2025年度活動計画と予算説明(10分)
2.市民社会スペースに関する注目すべき事項の共有(45分)
(1)グローバルな市民社会スペースを巡る現状(20分)
発題:堀内葵さん(NANCiS世話人、JANIC)
内容:トランプ政権による市民社会への弾圧の増加や世界各地の紛争激化、気候変動や国際保健上の課題の切迫化など、市民社会スペースを巡る最近の事例を紹介し、合わせてCivil7(C7)などグローバルな市民社会による提言内容や活動を紹介することで、日本での活動の手がかりとします。
(2)パブコメ規制に対抗し、政策への市民参加を求める動きについて(20分)
発題:吉田明子さん(国際環境NGO FoE Japan 気候変動・エネルギー担当、理事)
内容:国の政策決定の過程で多数のパブリック・コメントが寄せられることを問題視し、大量の投稿への対策を検討する動きがあります。民主主義国家の政府は公正で民主的な行政運営を求められます。政策決定に民意を反映できるよう、広く市民の声を聴き、市民参加を促進する法制度を求める市民団体の活動を紹介します。
(3)治安立法の概要を知る(5分)
発題:谷山博史さん(NANCiSコーディネーター、沖縄対話プロジェクト)
内容:2021年以降、市民社会スペースに影響を及ぼす安全保障関係の立法措置が行われています。土地規制法、経済安保推進法、防衛生産基盤強化法、経済安保情報保護法、能動的サイバー防御法などの治安に関わる立法の概略を報告し、情報統制と市民監視の体制が急速に作られている日本の現状について知るきっかけとします。
【5分間の休憩】
3.意見交換(50分)
・市民社会スペースに関する情報共有
・活動の課題について意見交換
4.終わりに(5分)