国連自由権規約委員会第7回日本政府審査へのNGO共同・追加報告書を提出しました

(2022.9.17更新)

 NANCiSでは他のNGO、市民団体、法律家団体、ジャーナリスト団体など23団体と共に(23団体の連合体は「表現の自由と開かれた情報のためのNGO連合(NCFOJ)」と呼称)、当初、2020年秋に実施予定だった、国連自由権規約委員会第7回日本政府審査に向けて、市民社会の視点から、日本の表現・言論の自由、情報公開、市民社会スペースの状況等について報告する、NGO共同報告書を2020年9月に提出いたしました。

 ところが、コロナ禍のため、審査の行われる国連欧州本部のあるスイス・ジュネーブに各国から集まることが難しく、審査日程は延期に延期を重ね、先ごろ、ようやく今年10/10(月)の週に実施が決まったところです。審査日程が大幅に延期をされたことで、その期間にも各国の人権状況に変化があることが想定されることから、同委員会から追加報告書の提出を認められたため、NCFOJでは先日9/11(日)付で追加報告書を提出いたしました。以下、NCFOJサイトや、同委員会の今回審査が行われる会期のデータベースサイトにアップされていますので、ご覧ください。

(NCFOJサイト)
https://sites.google.com/view/ncfoj
(国連自由権規約委員会・第136会期データベース)
https://tbinternet.ohchr.org/_layouts/15/treatybodyexternal/SessionDetails1.aspx?SessionID=2575&Lang=en

 また、NCFOJとしての追加報告書の起草を進める中で、昨今の統一教会と時の政権との関わりや、それが日本社会の市民的・政治的自由に及ぼす影響について、報告書を提出すべきであるとの意見が出、そちらは別に14団体の連名による報告書として提出されました。NANCiSも連名させていただいています。そちらについては、上記136会期データベースにもありますし、以下に英語・日本語版をアップしておきますので、ご覧いただければと思います。

 なお、第7回日本政府審査には、NANCiSと連携協定を結ぶ秘密保護法対策弁護団のメンバーでもある海渡雄一さん(弁護士)、小川隆太郎さん(弁護士)ほかのみなさんが、NCFOJのメンバーとして参加される予定です。